−「大黒千牛のうた」制作にあたって

再始動一発目の『レインボーヒル』に向けた練習に入る直前に、CMソング制作の依頼が舞い込みました。メンバー以外の方から頂いた歌詞に曲をつけるのは、名曲「BLUEST LOVE」以来でしたが、何せ今回はCMソング。歌詞を見て、できるかな？と正直思いました。受けたからには取り掛からねば、単純に、＜牛肉→牧場→カントリー＞ということで、カントリー調の曲を。

折しもロジャー・ティリソンの曲の猛特訓の最中でしたので、ロジャーに邪魔されることこの上ない。作る曲、作る曲が全部ロジャーのパクりみたいになりましたがIV-V-Iから始めたら、やっと抜け出せました。歌詞の並びも多少手を加え、小話風の展開も思いつき、最後はヨーデルも。

思えば僕らの子供の頃はタイアップよりも、そのCMのために作られた曲が多かったような。今回作るにあたって、そんな記憶が役に立ちました。それと、幼少期にふざけていろんな音を口から出すことに熱中していたことが生きてますな。拙いですが、ヨーデルもそのひとつ。

デモの段階でみんなにやってもらうつもりでガヤを入れたんですが、結局自分でやるハメに。関係者が見守る中で、ふざけてガヤを入れるのは、なかなか恥ずかしかったです。マネージャーの柳本に「照れがあるからやり直し」と言われたときは、こっそりゲンコツ握ってました。メンバーも個性の出し入れに苦心していましたが、いい演奏をしております。

とにかく、面白いものが出来たので、聴いてみてください。ご縁を頂いた大喜屋さんではエンドレスでかかっているそうです！

2016年11月30日　チョウ・ヒョンレ