2013年12月6日、惜しくもこの世を去ったロジャー・ティリソン。オクラホマの静かな巨人、スワンプ・ロックの雄。そう呼ばれた男だった。1971年にリリースした『ロジャー・ティリソンズ・アルバム』は日本でも人気を博した名盤だ。2003年のジャパン・ツアーが記念すべき初来日。そのときにバック・バンドを務めたのがラリーパパ&カーネギーママだった。

 

かつてロジャーから「まるでジェシ・エド・デイヴィスのようだ」と称されたギターのキム・ガンホはバンドを代表して、2014年夏、単身渡米。ロジャーが眠るあの場所へ向かった。

 

オクラホマ州タルサ。その街には何があったのか、そして何が起こったのか。キム・ガンホ自身が愛を込めて綴った旅の日記。