解散してからも、機会があるごとに、バンドのことをチヤホヤしていただいて、

嬉しい反面、それほどでもないのになぁ・・・と恐縮することがあります。

 

でも、自分の車のカーステから、油断していたらイントロでグッと引き込まれるのが、ラリーパパやったりします。

ロジャーとのツアー音源は、まさにそれで、僕たちがこんな音を出していたとは!と感激するくらい名演です。

オリジナル音源の当時のバンドと比べても、いい勝負してるんじゃないでしょうか?

自画自賛と思うなら、一度聴いてみてください。笑

 

 

 

息子たちよ、準備はいいかい?

新しいツアーに出るぞ!

必ずまた日本にいく!


ついにその時がやってきた。

ロジャーと5人の息子たちが帰ってくる。

ごきげんなサウンドを届けるために。

 

やっとやっと動き出しましたでー!!

 


 

ロジャーとのツアー中にこんな出来事があった。

 

なぜかロジャーとアメリカ国民の拳銃所持について語りあった最中、僕は片言の英語で「ロジャー、実は僕も拳銃持ってるよ」と嘯くと、側にいたジャッキーと一緒に眉間に皺をよせ「えっ?」と驚き、真剣な眼差しで僕の顔を見つめた。


ちょっとした張りつめた空気の中、僕は自分の股間を指差し「My Gun!」と自慢気にアメリカンジョークを繰り出した。このくだらない自家製アメリカンジョークにロジャーは腹を抱えて笑ってくれた。何もそこまで笑わなくてもいいのに、ジャッキーまで抱腹絶倒「もうこの子ったら!」という始末である。失笑で返されると思っていたので、あまりにも受けすぎて逆にこっちが恥ずかしくなったのを覚えている。


ロジャーとのツアー中、メンバーもそれぞれ笑顔が絶えなかった。


これはひとえにロジャーの大らかさ、包容力あってこそのものだった。かけがえのない笑顔。初のジャパン・ツアーで少なからずプレッシャーも感じてたと思うが、ロジャーはおくびにも出すことなく常に笑顔で僕達と接してくれた。それはロジャーの人間性を表すように歌にも反映されていた。朴訥とした歌い方だが、深みもあり、ロジャーの大らかさゆえの荘厳な愛溢れる歌だった。そしてロジャーが生きた人生を滔々と語るように紡がれる歌だった。


ロジャーと一緒に音楽で繋がったことを本当に感謝してやまない。12年の月日が流れても、あのロジャーのコバルトブルーの瞳と屈託のない笑顔は今も忘れることなくしっかりと瞼に焼き付いている。

 

あのジャパン・ツアーで感じ、教わったロジャーの精神をしっかりと受け継ごうと思います。


 


親愛なるタルサの父へ

 

ロジャー、天国はどんな塩梅ですか。調子はどうですか。

ラリパパのメンバーはみんなくっついたりはなれたりしながら、

それぞれなんやかやと音楽を続けているよ。

生きてる間に、このアルバム出したかったねー

このアルバムつくるために、またみんな集まってあれやこれや準備してますよ。

ロジャーのおかげですよ。

聴き応えのあるライブ盤になりました。なんせ12年前の音。

みんな生き生きした音を出しているよ。

すごくいい演奏だと思う。迷いがないよ。

ぜひ、天国で聴いてみてねー

 

去年、ガンホくんがみんなを代表してロジャーのお墓参りに行ってきたよ。

お墓に"和平"て言葉が刻まれているんだね。

ロジャーの好きな言葉だってね。

…この言葉にここまで共時性を感じる日が来るなんて

2003年、あの頃の僕らは知る由もなかった!」だよ。

不穏な時代になったよ。平和を唱える人たちも大きな声を上げているよ。

あんまり、熱心に言うもんで、よけいに不安を煽ってるようにも感じるよ。

日々、いろんな苦労や心配はあるけれども、仕事しながらでも何でも。

演るのも観るのも、聴くのも。音楽続けていきたいです。

 

アルバム、たくさんの人に聴いてもらいたいわ。

めっちゃプロモーションするから!

天国から見ててや!


ではでは。股(Y)!

 

元気でね。

 

 

 

もはや青春。

アメリカン・ルーツ・ロックの空気感を

あれだけ追求したことは青春そのものです。

そして後にも先にもそんなバンドはいません。

そして再々々結成へ。

今度は父・ロジャーがついてくれています。

もう解散はないな、これ。